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プロジェクトでの作業

​きょうと教組とは

 きょうと教組は、京都府や京都市に勤めている教職員の労働組合です。正式名称は、「京都府教職員組合」といい、日本教職員組合に加盟している府内唯一の職員団体です。

 教職員が働きやすい環境、また子どもたちが学びやすい環境を創るために、さまざまな活動をしています。

​執行委員長あいさつ

 私たちは「共生共育 きょうと教組」を合言葉に、日本教職員組合に加盟する教職員組合として京都の地で活動しています。 「共生」とは、さまざまな背景を持った人たちと共に生きることを大切にする、差別や排除を許さない教育活動を実践していくということ。「共育」とは、教職員が児童生徒たちに一方的に教えるという立場に立つのではなく、共に教え教えられる中で、子どもたちだけでなく教職員やおとなたちも共に育っていくことを大切にするということ。

 現代社会を生きる子どもたちは、一人ひとりが多様な背景を持っています。中には厳しい生活環境や被差別の立場に置かれ、自分が祝福されていると感じることができない子どもたちもいることでしょう。そんな目の前の児童生徒たちのありのままを受け止め、支え、差別に抗い、尊厳を取り戻し、そして共に育っていくためには、まずは私たち教職員が人権感覚を養い、他者の苦しみを受け止める心の余裕を持つ必要があります。

しかし今の教職員を取り巻く状況は、長時間労働に代表されるようにまことに困難であり、目の前の子どものSOSや、自分自身の心と身体の悲鳴にすら気がつかないということもままあるでしょう。あるいはそんな理想と現実のギャップに絶望を覚えつつも、日々をこなすのに精一杯で、誰とも思いを分かち合うことができずに、いつしか熱が失われて漫然と心をすり減らしている人もいるかもしれません。また、教職員自身が被差別の立場に置かれ、ありのままを生きることができていないと感じている人もいるはずです。

私たちきょうと教組は、そんな孤立しがちな教職員のつながりを大切にし、連帯を通して課題山積の現実に抗する熱を呼び醒まし、子どもたちと共に幸せな未来を思い描けるような社会にするため、日々活動しています。

 何を言っても現実は変わらないと感じている人もいるかもしれませんが、それでも今の教職員の労働環境が問題として取り沙汰されている現状は、確かに当事者の声が寄り集まって変わっていった結果です。私たちが声をあげ続けることは決して無駄ではありません。しかし、ひとりでは疲れてしまいます。どうかその声を私たちきょうと教組と一緒に紡いでいきましょう。一人でも多くのなかまがつながれば、その思いはやがて岩をも穿つ流れとなるはずです。

 このホームページを見て少しでも興味を持たれた方は是非ご連絡ください。あなたからの連絡を組合員一同、待っています。

                                     執行委員長 竹花 惇​

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